みなさまこんにちは。
お教室は相変わらずたくさんの出会いをいただいており、昨日はヴァイオリンとチェロの生徒さんをお迎え致しました。
先月はご夫婦でフルートを吹かれる生徒さんが仲間に加わるなど、
たくさんの出会いに心から感謝しております。
さて、今回のテーマでもある『最先端』についてですが、
身近なところでいうと、ファッションだったりメイクのように、音楽界にも流行があります。
私が学生のころには、古楽器なんて古臭い、音量も出ないし音程も悪いし。なんて言われていた楽器が現在ではまるで冷やし中華はじめましたのようにだれもがとりあえず古楽器を弾ける、もしくは持っている、という時代になりました。
フルートにおいては、古楽器はそれぞれの時代で指遣いがことなるため、音を聴くことはもちろんですが、視覚的にも運指がモダン楽器のままではその人がどれくらい古楽器を嗜んでいらっしゃるかがわかります。
そのようなわけで古楽器は難しいといえばその通りなのですが、一度コツを掴めさえすれば自由度は高い楽器です。
我々のお教室ではいわゆるJ-POPを古楽器で演奏・レッスンできます。
これだけで、少しでも古楽器に嗜んでいらっしゃる方がいらっしゃいましたら
古楽器でJ-POPを演奏することがどれだけ難しいことか、わかるかと思います。
この2023年において、一番初めにお話ししましたような古楽器の偏見はほとんど消えたと言っても良いのではと思っています。
先週ご一緒していた古楽奏者仲間のとある一言が未だにこころに収まりきれないのですが、それはなにかというと、
『音の自由さや歌い方はバロック時代にはなかった』ことだと言い切ったのです。
どうして歌心を込めるしかない古楽器の演奏においてそれを制約しなければならないのでしょう。もしかすると、古楽器を演奏している人の方が何かについていけていないところもあるのかもしれません。
ブログタイトルにもどりますが、
なにが音楽界の最先端でしょう?
音楽の真の感性を呼び起こしつつ、お客さまに伝え続けていくことで大切なことがみえてくると信じています。
お教室では今日も朝から夕方まで1日、講師たちにとっても生徒さんたちと有意義な時間を過ごさせていただいてます。
