みなさまこんにちは。
この春、オブレヒトでは様々な嬉しいことがありました。
まずは発表会。今年も生徒さんたちの素晴らしい演奏を聴くことが出来ました。
今回は応援にいらして下さった生徒さんもたくさんおり、
音楽を通していろいろなことをシェア出来たと思いました。
打ち上げでは毎度生徒さんと講師の感想だったり相談をシェアしているのですが、
今回の主な議題は、やはり本番時の緊張についてでした。
私自身も、学生時はすごく緊張するタイプでした。
いまでもほんの少しの気の緩みを自分で許してしまってはきっとがたがたしながら
ステージに上がってしまう気がしています。
個人的な感覚ですが、緊張してるかも、と思うときは、
ものすごく自分を叱っているように思います。
おい、こんな状態を生徒さんにさらすのかとか、本番では、こんな頼りない演奏をお金を出して聴いて下さっているお客様へ聴かせるのか、など。
そのように自分を律すると、意を決して堂々とステージに向かっているように思います。
ステージに立つときは、既に自分ではない、演者としての役になりきっているような感覚もあります。
お客様は演奏者、音楽家としての自分をみているわけですから、
それを自分のなかでは割り切っているのかもしれません。
緊張の話になりましたが、新年度のオブレヒトの目標は“Music sharing”。
今年度に生徒さんとあたため、積み重ねてきた音楽を、生徒さんにも様々なかたちで
お客様、家族、知り合いへ音楽を贈る機会をたくさん作りたいと思っています。
音楽は神様が与えて下さった素晴らしい芸術です。
オブレヒト発の様々な企画をどうぞお楽しみに。
最後に、今年の春の大学受験にて、
小学四年生より地方からオブレヒトへ通われていた生徒さんが
東京藝術大学へ現役合格されました。
いまこうして文章にするだけでも込み上げてくるものがあります…。
私たちが在蘭中はビデオでレッスンをしたり、
コロナ中もご家族のご協力のもと通いにいらっしゃり、
受験の前夜も、最後の最後までしっかり演奏をみて聴いて、送り出しました。
このように大切な方とご家族の人生にすこしでも関わることが出来たということは
幸せであり、生き甲斐です。
山田くん、本当に頑張りました。本当におめでとうございます。
もう数日したらあっという間に新年度のはじまりです。
いままで暖めてきた蕾を、たくさん開花させたいと思います。
泰子

Comments