チューニングを色の明るさに例えてみると…?
- 秀平 武澤
- 2021年7月12日
- 読了時間: 3分
皆様こんにちは。
このようなご時世なのでなかなかホームページには演奏会情報をお知らせできないでいましたが、最近も演奏会が続いてバタバタしておりました。
また指導に関しては、ご縁あって母校の吹奏楽部へ、コンクールに向けたレッスンを2回に分けて伺ってきました。

久しぶりの母校といっても、自分が学生の時は築40年にもなるどこを歩いても床がギシギシ鳴るような木造建築校舎でしたが、現在は一新されて可愛らしい校舎が建っていました。
生徒さんたちは楽器の指導を受けるのは初めてな方ばかりでしたので、2時間半×2回のレッスンで基礎からコンクール曲のことまでどのような内容をお伝えできるか、、、と、
指導の1ヶ月前から自分のiphoneメモに沢山メモ書きをしました。
そして限られた時間内では自分の伝えたい内容を全部伝えきれないと判断し、
全部のパート譜を送って頂いて一人一人に全タンギングとブレス、メモ書きをした楽譜を予めお送りして、生徒さんにもどのような内容の指導になるか予めみていただけるようにしました。
楽器を演奏するときにいつも大切なチューニングについて。音が合っていないのは分かるけど自分の音が高いのか低いのか分からないという方もいらっしゃると思います。
生徒さんには、色に例えて音程クイズを出してみたりしました。
青色に対して、水色は明るい、紺色は暗いというのは分かると思います。
それと似た感覚で、正しい音程の音に対して次に出す音が明るい(高い)か、暗い(低い)か当ててもらいました。
音が明るいか、暗いかと聴いてみると、生徒さんの耳もすぐになれて、レッスンの間に皆さん自分の音程の高低がわかるようになりました。
ブログを読んでくださっている皆さまも、チューニングのときは是非色の明るさに例えて音を聴いてみてください。
生徒さんたちのコンクールは今月末。
良い結果でありますように!

デュオを組んでいるスペイン人のフルーティスト、Pabloくんから連絡があったと思ったら、なんとオランダで活躍していた彼がスペインに帰国するとのこと。
オランダに行ってもPabloに会えないのか〜と少し寂しくなりましたが、
彼と話していたらなんとも素晴らしい考えをシェアしてくれました。
彼が言うには、これから音楽界はそれぞれの自国の音楽力を高めていく時代、自分たちの世代は、その役目を担うべきなのではないかと。
留学は国際的な刺激を沢山受けながら音楽を学ぶ為に必要な選択ですが、根本的な基礎基本はやはり一番最初に習う楽器の手解きが重要です。
皆が皆留学して勉強できるわけではないので、自国でよりたくさんの情報と刺激を得られるようになったらどんなに幸せでしょう。
感染症によってAI化が急激に進む中、子育てのように決してAIには替えることのできないかけがえのないものもたくさんあります。
音楽もそのひとつだと思っています。
動画配信が主流となりつつありますが、やはり生演奏と指導は子育て同様のかけがえのないものでしょう。
今年もあっという間に折り返し地点をすぎてしまいましたが、
自分に様々な刺激を与えながら、今後もより良い音楽を志してたくさんの方にお会いできますように!
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