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コロナ禍に於ける人生考察 その2


皆様こんにちは。自粛期間の延長が決まった中、日常が戻った時やりたいことを考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

私もそう考えるうちの一人であり、今回は思いを馳せた結果、気づいたことについて書き留めたいと思います。


はじめに、自粛という言葉の印象についてですが、自粛と聞くと何かを諦めなくてはならない、辞めなくてはならない、停止、ネガティブな印象を強く受けると思われますが、何もそれだけではない気がします。


それでは、自粛期間からそれ以外の時間についてまで、様々な例をあげてみましょう。


事態が収束したあと旅行へ行こうと思った場合、現段階で何も進められないわけではありません。今から旅行の計画を立てることが出来ます。


同じように何かイベントを催す場合、今すぐ催すことができなくてもじっくりイベントの企画を練ることが出来ます。


学業やレッスンの場合でも、それらが再開してから勉強するのではなく、今の時間沢山予習することが出来ます。


話は随分と変わり高校時代を思い出しましたが、パイロットになると言っていた同級生がいました。

パイロットだなんて、まさに雲の上のような話のような気がしてすごく大変そうだなあと思ったのですが、現在彼は立派なパイロットとなり日本の上空を飛んでいます。

人並みしれない努力とリサーチを高校時代から、若しくはそれ以前から既にはじめていたにちがいありません。


つまり何が言いたいのかというと、いつかの塾の宣伝文句のようになってしまいますが、自粛後の時間だけが生きている時間なのではなく、大事なのは自粛生活を送っている今なのです。


ですが、今、無理矢理旅行に行こうとしても沢山の壁があるでしょうし、イベントを催そうとしても人は集まらないでしょう。

極端な例ではありますが今すぐにパイロットになろうとしたってなれるわけではありません。

また、音楽家がこの時期に無理に演奏しようとすると、音楽本来の醍醐味からかけ離れるような方向へはしってしまうでしょう。


今やれること、やるべきことを的確に判断して、未来に通じた行動を考えなくてはいけません。


そうして私が改めて考えたのは、音楽家が音楽を通してコンサートへいらっしゃるお客様はもちろん、お教室に通われる生徒さんたちと共有すべきことについてです。


レッスンにいらっしゃることが演奏技術の上達だけを目的とするのではなく、楽器と音楽が人と人との繋がりや人生についてなど様々考えるものであり、それらを一緒に考えることが出来るような場所作りをすること、コンサートやお教室が、音楽が素晴らしいものであることを改めて気付く場所にすることです。

音楽の可能性を信じ、アクション出来ればと思っています。


さて、気が滅入ってしまっては免疫力も下がってしまいますので、

日常が戻ったときにやりたいことを考える今、この瞬間から未来に通じたアクションをおこしませんか。



生徒さんをお迎えする大切な玄関先のお手入れ中です!



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