演奏するための基礎は言葉遣いのようなもの

皆さまこんにちは。 先週は連日雨かと思いきや、暖かな春のような日が続きましたね。 今回は私たちが最も大切に考えている演奏するための基礎についてお話したいと思います。 レッスンにいらっしゃる生徒さんからのリクエストは、受験の為にビシバシ勉強したい人、趣味でやっているものの正しい知識を得たい人、初心者で憧れの曲を弾けるようになりたい人など様々です。一見それぞれ目標が異なってみえますが、実はどの方に対しても必要なのは基礎を身につける事なのです。

基礎というと、なんだか難しそうだったり、専門的に思えたり、習得するのに何年もかかるように考えられがちですが、例えるならば、それは言葉遣いや姿勢と同じです。

言葉遣いや姿勢は気を抜くと悪くなってしまいますが、しかしながらしっかりと自覚を持って正そうとすれば必ず直るように、楽器の基礎も、今楽器を弾く瞬間からしっかりと気をつければ、すぐに効果が出るのです。 いくら流行りのファッションとメイクを取り入れて着飾ったとしても、言葉遣いや姿勢が悪ければがっかりしてしまうように、いくら楽曲表現に一生懸命になっても、基礎が無ければ台無しとなってしまうのです。 どうしてこんなにも基礎を重要視しているのか、お分かりになっていただけるでしょうか。 基礎は、言わば演奏する為の礼儀作法、若しくは躾なのかもしれません。

私は趣味で楽しみたいだけだから基礎練習はやらなくて良いです、ではなく、楽器を演奏なさるならその為の礼儀作法はしっかりと知っておきましょう、ということです。 何度も言うようですが、基礎は今楽器を弾く瞬間から気をつけることが出来ます。決して難しいものではなく、どれだけ自覚を持って気をつけることが出来るかなのです。 最近レッスンを始められたフルートの生徒さん二人の話がとても興味深かったのでご紹介します。何が興味深かったかというと、お二人共初めてレッスンにいらっしゃった際に、同じ事を仰られたのです。ダブルタンギングが出来るようになりたいのですと。 これが正にフルートを吹く為の基礎に繋がるお話なのです。

一般的にフルートのタンギングはtu(=トゥ、テュ)、ダブルタンギングはtu, ku(=トゥク、テュキュ)とする様に言われていますが、西洋の人々のtu, kuと、日本人の発音するテュ、キュは決して同じではないのです。日本人がテュ、キュと発音してダブルタンギングをしようとすると難しいのはその為です。それではどうすれば良いのかというと、そもそもフルートを吹く時のタンギングをどう発音するかという基礎のお話から始まる訳です。 正しい知識を得てすぐに気を付け、身に付ける事が出来る基礎。この様な話を今まで聞いた事がないという方は、是非一度体験レッスンにいらしていただければと思います。 それでは、皆様引き続き呉々もご自愛下さいませ。

基礎の大切さに気づいた生徒さん、最近ぐぐっと上達していらっしゃいます!

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