皆様こんにちは。今年最大とも言われた台風により甚大な被害に遭われた方々へ、心よりお見舞い申し上げます。
私たちのところには今月1日より先日まで、海外からのお客様がいらっしゃいました。
音楽院時代の同級生で、スペイン人のパブロ・ソーサくんです。新潟と山形、東京でフルートデュオのリサイタルがあり、新潟は前日から現地入りしてリハーサルをしました。 しかしそこでも台風の影が、、、。
私たちが新潟に到着した時は嵐の真っ只中でしたが、翌日のコンサートは晴天に恵まれ、沢山のお客様にお越しいただきました。
現地では大学時代の旧友に会うことが出来たり、コンサート前夜はホールのオーナーでリコーダー奏者の丸山友裕様の御自宅に御招きいただき、なんとも楽しいひと時でした。 その後の山形も無事お天気に恵まれ、演奏会は盛会に終わりました。
山形のホールのオーナーでフルート奏者の黒木亮様には地元の魅力を沢山教えていただきました。なんといっても魚市場で朝の7-9時の間のみ食べることが出来る海鮮朝食はもう格別!!
都内で食べたら何千円するのかしら…というようなお食事が、なんと650円で食べれます。
その土地のご馳走をいただくのは旅の醍醐味でもあります。
新鮮な海の幸を沢山いただいて、帰宅しました。
無事に帰宅した私たちに待っていたのは再び台風の心配です。12日に予定されていた東京芸術大学での演奏会はキャンセル。13日の新宿ムラマツホールで予定していたパブロくんとの最後の演奏会は、未だ交通状況が回復しないなかでの開催だったため、ご予約いただいていたにも関わらず当日会場まで向かう事の出来ないお客様も多く、大変心苦しくもありました。
そして昨日14日には再びヴィオラ・ダ・ガンバクラスのコンソートレッスンがありまして、折角パブロくんがいるので、この日はパブロくんも参加する特別な機会となりました。
事前に生徒さんたちには課題を出しておき、師匠から伝授いただいたコンソートレッスンの進め方で行いました。
どのような進め方かというと…
はじめにコンソートのレッスンではどのような作品を題材としているのかからお話させていただきます。
皆様グレゴリオ聖歌という作品をお聴きになられた事はありますか?
モーツァルトやベートーベンなどよく知られている作品と比べると、やや単調に聴こえやすいかもしれません。お経のようなイメージでしょうか。
そのような作品でも、必ず終止形という音楽の区切りがあり、先ずはそれを皆で探す作業から始めます。今回はこれを課題として皆様に出していたので、レッスンでは答え合わせということになりました。
何故区切りを見つけることが大事かというと、これによりフレーズ毎の音楽の特性が明確となり、まるでお経のような音楽が多種多様な特徴を持った音楽である事が浮き彫りになるのです。
こうして、次にこの音楽の特徴(キャラクター)をどのように奏でていくかを考えていくことになります。
今回のアンサンブルレッスンも内容てんこ盛りでした♪
今後また新しい台風が発生するかもという情報も出ていますね…。
皆様呉々も御自愛くださいませ。
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