みなさんこんにちは。
チェロの武澤秀平です。
教室のブログには、もしかしたら初投稿となります。
SNSには既に投稿済ですが、わが教室にピアノが来ました。
今までは演奏会のために時々チェンバロをお借りしていましたが
ピアノ所有は今回が初めてです。
そこで教室のホームページにも記載したように、ピアノのクラスができましたのでそのご報告です。
本当は昨年の春にピアノが来る予定だったのですが、他業務で忙しく、結局一年先延ばしとなってしまいました。
今回のピアノ導入とピアノコースを開設するにあたり、二つの思い入れがあります。
まずひとつめ。導入されたピアノですが、こちらは泰子先生の実家から来ました。
本人と実家が大切にしてきたピアノで、泰子先生が音大に進学する際にピアノかフルートか迷っていた時、そのピアノの勉強を共にしてくれたを楽器です。
ピアノというと一般に黒いボディの楽器のイメージが強いですが、オブレヒト音楽院のピアノはベージュ寄りの茶色です。
ボディの色は音に直接関係ないですが、音色も優しくて魅力的です。
私たちのこだわりで、調律を古典調律でセットアップしました。
1/8調律“Barnes”というものです。
フォルテピアノによく使われる調律法です。
普通ピアノは“平均律”で調律されることが一般的ですが、古典調律を少し勉強しただけでも所謂“平均律”が和声に適していない音程の調律だということがよくわかります。
古典調律の多くは、それぞれの和音に特徴・特性、音色の違いがあります。
1/8は古典調律の中でも平均律寄りですが、多くの方に体験して頂きたいです。
2つ目のお話です。
オブレヒトのピアノのコースは二重奏で音楽を勉強する事を目的に開設します。
何故かというと、基本的に殆どのピアノ教室はソロ作品しか演奏する機会がないでしょう。
そんな中、筆者が10年ほど前、三島・沼津の音楽振興会が主催する、ピアノを学ぶ子どもたちのアンサンブルをする発表会にお誘い頂き、2〜3回機会を頂きました。
共演する生徒さんたちの緊張した表情と、楽しそうな雰囲気…。
この時私は、鍵盤を学ぶ方々はもっと多くの種類の楽器と演奏の時間を共有すべきだと、感じ、このような時間を継続的にできたら良いな、と密かに構想を練っていました。
そういえばこの時の演奏の機会を頂いたきっかけは、ムジカアンティカ湘南で行われたチェンバロ体験会のお手伝いをしに行ったときに出会った三島のピアノの先生がお声がけ下さったのでした。
三島沼津の皆さんお元気かしら。
というわけで、他の教室であまりしていないオブレヒトならではの新コース、開設です。
時々チェンバロをさわれる機会もあるかもしれませんよ!
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